東京のんびりスポット研究所

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Apple iPadのCM「What's a computer?」について

 

 女の子がiPad pro(+スマートキーボード、アップルペンシル)を持って外出し、文章(レポート)を書いたり、友達とFaceTimeで会話したり、絵やメッセージを手書きしたり、写真を撮ったり、コミックを読んだりする。そして人から「コンピュータで何してるの?」と尋ねられて「What's a computer?(コンピュータって何?)」と返事して終わり。

 時、場所、用途を問わずあらゆることが出来るiPadのCMだが、この最後の言葉「What's a computer?」を不快に感じた人が多い、とネットでちょっとした話題になった。

 あそこまでコンピュータ(iPad)を使いこなしておきながら「コンピュータってなに?」っていうのはわざとらしいし、白々しい。「お前絶対コンピュータが何か分かった上で聞いているだろ!」と不快感を感じた人がいた、という話。

 表面的なことだけを見ると皮肉じみたような感じがするが、実はこのCMには何か深い意味が隠されているのではないか?

 例えば女の子の「What's a computer?」という台詞は、女の子に質問してきた人に対してだけ言っているわけでなく、CMの視聴者に対して「果たしてコンピュータとは何か?」と問いかけているのではないか。既存のパーソナルコンピュータ(ラップトップ、スマホタブレット等)で現状区分けされている用途(出来ること、出来ないこと)の垣根を越えんとする意思をAppleは持っており、「(今の人々が想定している範囲内で)コンピュータの使い方を模索するのではなく、もっと広い範囲(今まで想像もしていなかったような用途)でコンピュータというものをとらえたい」ということではないか。

 日進月歩で進化し続けるコンピュータの分野。iPadだけに注目しても、iOS11のバージョンアップでドック、マルチタスキング、ファイルが導入されたことにより、よりPCの使用感に近づいた。またアップルペンシルでタブレットとしての用途の拡大、スマートキーボードで2in1デバイス(PCとタブレット両方の機能を兼ね備えたデバイス)としての拡充で、従来のラップトップに近づきつつも、ラップトップでは出来ないことも出来る。

「これだけコンピュータが進歩した現代だからこそ問いたい。コンピュータとは何か? 現状のラップトップやスマホみたいなデバイスが永久不変のコンピュータの完成形だろうか? そんなことはない。これまでもこれからもコンピュータは進化を続けていくはずだ。それはきっと現代の私たちが全く想像だにしていなかった使い方ができるようになる。そのためには現状のコンピュータに満足していてはだめなんだ。コンピュータとはこうあるものだという固定概念を常に疑わないといけない。だからこそ皆に今一度問いたい、『コンピュータって何だろう?』」

 自分のコンピュータ歴を思い返してみても、小学生でPCに出会い、中学生でPCスキルを伸ばし、高校生でガラケーを使い、大学生でスマホとMyPCを手に入れ、社会人になってiPadポメラを購入した。自分のコンピュータの使い方も5年前では想像できなかったようなことができるようなっている。

 常に進化し続けるこの分野においての先駆者としてAppleの姿勢を示したCMなのかもしれない。