東京のんびりスポット研究所

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【思春期の悩み】月曜日の友達(阿部共実)

 

 

 最近AmazonKindleでセールがあったから漫画「月曜日の友達」を買った。作者の阿部共実さんは「空が灰色だから」「ちーちゃんはちょっと足りない」などのサイコーにアヴァンギャルドな作品で知られるスバラシイ漫画家だ!


 今日通勤電車の中で読んでいたんだけど、あまりにも面白かったのでブログに書き留めておこうと思う。ただ残念なのは俺の語彙力、表現力が乏しいためにこの作品の面白さを十分に書き切れないことだ。それが惜しい!


■台詞回しがすごい
 

 まずは以下のシーンを見て欲しい。これは主人公(水谷:中学1年生女子)が夏休みに友達と遊びに行くため、待ち合わせ場所に行くシーンだ。

 
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 この台詞回し…! 表現力…! どう考えても女子中学生のそれではない。主人公は女子中学生なのに明らかにこの漫画を描いているのは女子中学生では無い! 女子中学生のキャラクターを介して大人が透けて見える! 


 まぁでもそんなことは対した問題では無い。このシーンのすごいところは主人公がただ「あつい」ということを表現したいだけということだ。俺だったら暑い夏は「あつい」としか感想が言えない。本当に暑いときは「あつい」としか言えないし、そもそも俺の発想力では「あつい」以外の表現をしようとすら思わないと思う。


 この作品では随所にこのようなシーン(文学小説みたいな情景描写)が表れる。なんてオシャレなんだ。もし俺に画力があったとしてもこんな漫画は描けないだろう。


■主人公の悩み


 主人公は小学生から中学生に上がった時に周囲とのギャップに苦しむことになる。小学生の頃一緒に外で遊んでいた女子の友達は、中学生になるとオシャレを始め、恋愛話で盛り上がり、部活のカッコいい先輩に興味を持ち出す。主人公はそんな周囲の人たちから「変わっている」と言われ出すことに違和感を感じる。


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 主人公は小学生の頃から何一つ変わっていない。変わっているのは周囲の方なのに「変わっている」のは自分の方。主人公は子供っぽく、言わば幼稚なまま。それが「大人になっていく」周囲の人たちから見れば変わり者に見えるのだ。


■「月野」との出会い

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 主人公は同じクラスの「月野」と出会う。


 主人公と月野はひょんなことから知り合いになり、次第にお互いに悩みを打ち明ける仲になる。そして2人は友達になるのだが、その2人が友達になった直後のシーンがこちら。


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 これは2人が友達になった喜びを分かち合いつつ深夜の学校のプールの中で遊んでいるシーンなのだが、なんとも美しく詩的な雰囲気ではないか!? なんてオシャレな表現なんだ……。俺のブログもこんなにカッコイイ表現で仕事の愚痴が伝えられたら良いのに……っ!


■さあ、みんなも読もう!


 ここまで頑張って書いてみたが正直この作品の面白さが十分伝えられたとは思わない。皆さん、ここまでの俺のレビューを読んで「月曜日の友達」がどれくらい面白そうか想像してみて欲しい。……想像できたろうか? 残念、その10倍は面白いのだ!