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【将棋】右玉の面白さを語りたい②

前回、将棋の戦法の一つである「右玉(みぎぎょく)」について書いた。

 


前回紹介した右玉は相居飛車の右玉だったのだが、今回は対振り飛車の右玉を紹介したい。

 


対振り右玉とは何か

 


居飛車の右玉と対振り飛車の右玉の大きな違いは、右金と玉の位置である。

 


↓相居飛車の右玉

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↓対振り飛車の右玉

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振り飛車右玉は相手の飛車の前に玉の囲いを作るため、相居飛車右玉より上部に強い構造になっている。場合によっては棒金のように金を押し出して相手の飛車角に圧力をかける狙いもある。

 


実戦譜

 

棋譜全体は「shogi.io」に上げました。良ければご覧ください。

 

【将棋クエスト④】▲向かい飛車vs△対振り右玉 | Shogi.io(将棋アイオー)


以下、対振り飛車右玉の狙いと成功例を簡単に紹介する(僕が後手ですが、局面図は先手後手反転しています)。

 


↓序盤、相手が向かい飛車に構えた局面。ここから右玉を構築していく

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↓右玉完成図

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右玉の左金は3二、4二、5二の3カ所のいずれかに上げるのだが、今回は玉を固めようと思い5二にしてみた。

 


右玉の狙いとしては3三桂、1三角の形から振り飛車側の玉頭攻めである。場合によっては飛車を左側に展開する。

 


↓角頭が弱いようだが……

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角頭を振り飛車側から攻められて困ったようだが、実はこれが右玉側の狙い。右玉側としては角香交換は大歓迎なのだ。

 


というのも右玉側の布陣は角の打ち込みに強く、角と香車を交換した後、飛車を1筋に移動させたり持ち駒の香車を打ち下ろしたりすればアッという間に振り飛車側の端が破れる。

 


↓角香を交換した後、戦力を1筋に集中

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この後持ち駒の香車も使って端を食い破った。振り飛車側は持ち駒の角を使う暇も無く玉を逃がすだけで精一杯だ。

 


↓突破完了

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以下、右玉の勝ち。

 


右玉対策が多少分かっている相手なら、まず振り飛車側から端攻めをしてくることはないのだが、右玉の狙いの一つである「角香交換から端の逆襲」の例として紹介させていただいた。

 

 

まとめ

 


右玉は覚える定跡が少なく、またマイナー戦法であるため「自分は詳しいが、相手はよく知らない」という状況になることも多く、自分の土俵で戦うことが出来る。

 


ただ玉が薄いので有利な局面から逆転負けを喫したり、勝利するとしても一手差の辛勝だったり、辛い展開が少なくない。

 


ただそんな右玉が僕は大好きです。

 

 

 

過去記事

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