カイラギの日記

主に日常を綴る雑記ブログ

【島根旅行2日目】松江城を楽しめなかった

 こんにちは、カイラギです。前回に引き続き、島根旅行記2日目になります。今日の流れは以下の通りです。

松江駅近くのホテル→マクドナルド→松江城→そば屋(上田そば)→一畑電車で出雲へ→出雲市駅近くのホテル

 

■2019/10/28月 島根旅行2日目

▼最悪の目覚め

 朝8時前、立憲民主党の選挙演説の声で目覚めた。ちょうどホテルの目の前で選挙演説をしていて、声が丸聞こえでうるさくて仕方ない。二度寝が出来ないじゃないか! スピーカーのボリュームが大きいのか、ホテルの壁が薄いからなのか、とにかく最悪の目覚めだった。

 

▼旅行先でもマクドナルド

 朝食はマクドナルド松江店で食べた。この店舗は2階建てになっていて、螺旋階段みたいな階段があって珍しい。平日の10時ということもあってか、店内は非常に空いていて快適。また地方のマックって都会と比べてスペースに余裕があって過ごしやすい。なんかゆったりしている。もはやルノワールと言ってもいい。

 僕は旅行先でもついファストフードや牛丼みたいなチェーン店に行ってしまう。地元の店にも行くんだけど、所謂「地元の名物料理」をいくつか食べていくとなんだか食べ慣れたものが欲しくなる。先日香川に行ったときも、うどん店をハシゴした翌日に牛丼のすき家に行ってしまったし、熱海に行ったときも海鮮料理を食べた日の夜に駅前のマックに行ってしまった。

 なんなんだろう。元々引きこもり気質だからだろうか。旅行という非日常の世界の中で、自分が慣れ親しんだもの(日常)を求めてしまうのかもしれない。知らない土地、風景、食べ物、歴史文化…の中にずっといると次第に精神的に疲れてきて、そんな時に見知ったチェーン店に入ると、束の間「日常に帰ってきた」感じがして落ち着くのかな。

 もう1時間以上もマックでダラダラしてる。そろそろ松江城に行こう。

 

▼趣味と教養

⇣国宝 松江城
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 松江城に来た。登閣料680円を払い、中へ。中では城の構造や歴史を示した資料などが置かれており、順路に従って登っていけば天守閣展望台にたどり着く。城の中はライトが設置されてはいたんだけど薄暗くて、一方展望台は四方が開けていたので非常に明るくて風通しが良かった。昔、電灯がなかった時代は常に城の内部は暗かったのだろうか? 火を灯したりしてたのかな? 電気のある時代に生まれて良かった。

 

天守閣からの景色
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 松江に来たのでとりあえず松江城に行ったんだけど、元々僕は城や歴史にあまり興味が無いので、とても楽しいかと言えばそうでもなかった。これは松江城がつまらないというわけじゃなくて、自分に城や歴史を楽しむ教養が無かったからだと思う。

 作家の中島らもは「教養というのは学歴のことだけじゃなくて、一人で暇をつぶす能力のことも指す」と言ったそうだ。一人で暇をつぶす能力というのは、言い換えれば物事を楽しむ能力のことで、例えば文学的教養があれば読書を楽しむことが出来るし、音楽的教養があれば楽器を演奏して楽しむことが出来る。つまり僕に城や歴史に関する教養が備わっていれば、松江城をものすごく楽しむことが出来たんじゃないかと思う。

 教養が無いと楽しめる暇つぶし(趣味)の選択肢が狭まってしまい、酒を飲むとか、テレビを見るとかそんなことしかできない。言い換えれば多趣味な人は教養豊かな人ってことになる。僕も城を見て「面白い!」と思えるような人間になりたいな。

 

▼旅先のグルメ

 松江城近くの「上田そば」で割子そば(3枚 780円)を食べた。めちゃくちゃ美味かった。そのまま食べても美味い。ダシを入れても美味い。薬味を入れても美味い。なんだこれすごい。優勝。


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 旅先で、手軽に地元の味を楽しめる料理と言えば、「うどん・そば」じゃないかと思う。ダシの味や麺のコシなど各地によって特色があって、旅先のテキトーな大衆食堂でうどんを食べても自分の地元の味とは異なっていて「あー旅に来たなー」って感じがする。

 

▼子供の心を忘れてしまった 

 今日のホテルは出雲市駅近くを取ったので、松江から出雲まで電車で向かう。宍道湖のほとりを走る一畑電車で「松江しんじ湖温泉駅」から「電鉄出雲市駅」まで。

 電車の中には小学生くらいの子供がたくさん乗っていて(学校の遠足?)賑わっていた。電車が発車すれば大騒ぎ、宍道湖が見えれば歓声と言った具合だ。最初は「うるさいなぁ」と思っていたんだけど、よくよく思えば電車が動いたり湖が見えたりしたくらいで大喜びなんだからかわいいものである。一方大人はノーリアクションだった。

 たぶん僕も子供の頃はちょっとしたことで楽しくなったり驚いたりしたんだろうけど、今ではそんな感情も鈍くなってしまった。賑やかにはしゃぐ子供を見て、自分も年を取ったのかなと感じる(今年26歳だけど)。

 でも「ウワ!動いた-!」とか「ママ!湖!ママ!」って騒いでるおじさんがいたら怖いので大人は静かでいい。

 

▼ドーミーイン出雲

 今日はちゃんとしたホテルに泊まることにした。出雲市駅近くの一流ホテル「ドーミーイン」だ。実はドーミーインは泊まるのは初めて。一泊1万円弱もしたけど、設備やアメニティの充実ぶりはいつものカプセルホテルの比じゃない。天然温泉の大浴場があり、しかもサウナ付き。サウナの温度は95度、水風呂は17度、露天風呂脇にリクライニングシートがあって寝転んで休憩できる。ビジネスホテルのオマケのサウナとしてはかなりクオリティ高いんじゃないか? あとコインランドリーが無料、洗剤も無料、神かな? 

 

続く