ある日、「一体老後資金というやつはどれくらい必要なだろうか」ということをふと思ったので、計算してみることにした。結構大雑把な計算なので、もしかしたら変なところもあるかもしれないが、参考程度に見て頂ければと思う。
支出
■老後期間(リタイア後の働かない期間)
・30年間(65歳~95歳)
→現在の日本人男性の平均寿命は82歳くらいだけど、将来的にもっと伸びると仮定して95歳まで生きるとした
■一月の生活費(独身、賃貸暮らしを想定)
・生活費:13万円
・家賃:7万円
・合計:20万円
■支出合計
・20万円/月 × 30年 = 7200万円
収入
■貰える年金
・10万円/月
→以下のサイトで貰える年金額のシミュレーションをしてみると、僕の場合「14.2万円/月」だったが、実際はもっと減るかもしれないと仮定して10万円とした
■その他
・0円/月
→リタイア後は無職無収入の状態を想定
■収入合計
・10万円/月 × 30年 = 3600万円
必要な老後資金の準備額
■支出 - 収入
・7200万円 - 3600万円 = 3600万円
と言うわけで、僕は65歳時点で3600万円を貯めておけばひとまず老後は問題なく暮らせるのでは? という結論になった。3600万円である! 果たして今年28歳で年収300万円の人間にそんな額のお金を貯めることができるのだろうか???
でも実は、実現不可能な金額でもない。というのも、以前の記事で少し触れた「iDecoと積立NISA」の制度を使って資産運用することで、それくらいの額を貯めることは不可能でもないからだ。
老後資金の準備方法
■資産運用
・iDecoと積立NISAを利用し、以下の条件で積立投資をする
→金額:4万円/月(今の自分が無理なく出せる上限額)
→期間:37年(28歳~65歳)
→年利:5%(個人投資家の平均利回りは年3~7%程度らしい)
・65歳時点での積立金額
→5122万円(元本1776万円)
以下のサイトで計算
受取時に税金を引かれたとしても、合計4000万円以上は受け取れることは確実のはず。
まとめ
金融や投資の素人が思いつきで計算した結果なのでミスがあるかもしれないけど、iDeCoと積立NISAを利用して、今から(28歳から)月4万円以上を積み立てていけば、老後資金問題は解決! のはず(老後大きな病気になったら、とか、年金が全然もらえなかったら、とか、100歳以上まで生きたら、とか、投資利回りが低かったら、みたいなもしものリスクは一旦ここでは考えないことにする)。
こういう計算をすることで、自分は一体いくら稼いで、いくら使って、いくら貯めればいいのか明確になるので、今後の収支の方針を決めるのに役に立つと思う。また将来を漠然と不安視して闇雲に貯金する必要はなく、余剰金を今を楽しく過ごすために使うことができる。
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