昨日(日曜)の夜、鳥の唐揚げを作った。一人暮らしをしてから揚げ物をしたのは初めてだった。いままで揚げ物はめんどくさいと思って敬遠していたけど、いざ作ってみると、思っていたよりは簡単だったし、美味しかった。
まぁ唐揚げといっても、鶏肉に日清の唐揚げ粉をまぶし、フライパンに1cmほど敷いた油で揚げ焼きして作ったのだが。
それでも美味しかった。今まで唐揚げは外で食べるものだと思っていたけど、自分で作るのも悪くないかなと思った。キッチンで唐揚げを揚げ、揚がったら軽く油を切ってすぐ食べる。そしてビールを飲んだり、ご飯をかっこんだりして、1人楽しんでいた。
「出来立ての唐揚げはなんてうまいんだ! こんなに簡単でうまいなら毎週でも作ろうか?」とテンションが上がった俺はそんなことを考えながら、ニッコニコでビールを飲んでいた。
しかし食べ終わった後、洗い物をして、お風呂に入っている時、ふと気づいた。
これ、たまにやるからいいんじゃね?
初めて唐揚げを作ったことでテンションが上がっていたが、いくら美味くても毎週も作っていれば感動も薄れる。たまにでいいんだ、こういうのは。特に唐揚げなんて、外食でも弁当でも冷食でもなんでも食べられる。わざわざ自分で作らなくても好きなだけ食べられるんだから、自炊なんてたまの趣味でいいんだ。
■料理だけじゃない
いくら美味しいからといってもそればかり食べていれば飽きるし、いくら楽しいからといってもそればかりで遊んでいれば飽きる。たまにが一番いいんだ。
毎日同じような生活を送っているからこそ、たまの旅行とか買い物とかが楽しかったりする。そう考えるとあの辛い仕事も人生を楽しむためのスパイスだと思えないだろうか……いや、やっぱり思えない!