先日から岡山に帰省している僕は、いつもの週末のように家に引きこもっているのも勿体無いように思い、「そうだ、サウナでも行くか」と4月30日(月)に岡山市にある温泉施設「大家族の湯」へ行くことにした。
目次
僕がサウナにハマったきっかけ
僕は今年3月末ごろサウナにハマり始め、最近はサウナを求めて頻繁に銭湯に通うようになっていた。過去にも銭湯記事をいくつか書いたのだが、実は今だにサウナの良さが分からずにいるのだ。
僕がサウナに興味を持ったのは以下の漫画「サ道」を読んだことがきっかけだ。
このサ道によると「サウナ→水風呂→休憩」を1セットとし、これを3セット繰り替えすとめちゃくちゃ気持ちいい状態、通称「整った」状態になれるとのこと。
以下、サ道から一部抜粋
このキャラクター(=作者)のように、サウナによってまるで宇宙に飛ばされたかのような快感を味わう体験を、今だ僕はできていない。
取り敢えずこの漫画に従って「サウナ→水風呂→休憩」の3セットを行ってみてはいるんだけど、「気持ちいいなー」とか「スッキリしたなー」みたいな気分にはなる。でも思わず「整ったー!」と叫ぶほどの気持ちよさでもない。確かに今気持ちいいと言えば気持ちいいが、果たしてこれを整った状態を呼んでもいいのだろうか、それがよく分からない。
3セット繰り返しが定跡らしい
僕にとって未知の領域である「サウナ・トランス」。早く体験してみたいものだ。
大家族の湯
ここは岡山市内にあるスーパー銭湯だ。その名の通り、またGW中ということもあり、家族連れで賑わっていた。
料金は大人一人700円+貸しタオル300円。東京と比べるとかなり安い。東京のスーパー銭湯は2000〜3000円くらいするし、普通の銭湯でもサウナ付きにすると1000円近くする。東京の物価はおかしいぞ!
館内図はこんな感じ
当たり前だがあくまでもメインは「風呂」でありサウナはオマケ扱いだ。しかし僕にとってはそうではない。
風呂なんて家でも入れるじゃろうが! わしゃあサウナに入りに来たんじゃ!
というわけで、風呂場に入場、かけ湯を済ませた後、露天風呂を含め湯船達を15分程度楽しみ、今回のメインであるサウナに入ることにした。
サウナの入り方
僕のサウナの入り方は、
■1回目
・サウナ5分→水風呂30秒→外気浴(露天風呂周辺のベンチ)5分→2回目へ
■2回目
・サウナ7分→水風呂30秒→外気浴(露天風呂周辺のベンチ)5分→3回目へ
■3回目
・サウナ10分→水風呂1分→外気浴(露天風呂周辺のベンチ)好きなだけ
の構成。サウナに入る時間は何度かサウナに通う度に修正していき、今では1回目は短く、回を重ねるごとに少しずつ伸ばしていくようにしている。
1回目のサウナで10分以上入ってみたこともあったけど、するとサウナ→水風呂の後に軽度のヒートショックみたいな現象に襲われたので、徐々に体を慣らすため1回目は短くしている。
またサウナ室内はベンチの上段が高温で下段が低温(熱は上部に集まるため)、出入り口から遠い方が高温で近い方が低温だ(扉の開閉で熱が逃げるため)。好みに合わせて座る位置を変えればよりサウナを楽しめると思う。
加えてサウナ室内では濡れタオルを頭に巻くといい。熱は上部に集まるので、頭が一番暑くなる。そこで濡れタオルで頭を守ることによってのぼせ防止になる。実際にサウナ室内でタオルを頭に巻くか否かで体感温度はかなり違う。更にサウナの熱で髪が痛むことの防止にもなる。
整ったのか?
今回のサウナでちょっと「整う」というのが分かってきた。3回目の休憩の後、ぼんやりした気持ちの良い状態に突入することができた。
頭の中が自然と空っぽになり、雑念が消え、色即是空の極意に突入、自分は所詮森羅万象の一部だということを実感し……いや、大げさに言いすぎた、そこまででもないです。
でもコツが掴めたきた。より整うその日まで、僕はサウナに通い続けたいと思う。
最後に
GWということもあり、家族連れが多かった。当然風呂の中にも子供がいる訳だ。こっちがリラックスしたいとか、サウナ後の休憩で整いたいとか思っているのに、子供は容赦なく騒いで遊びまくっている。
でも最近騒いでいる子供をうざったいとあまり思わなくなってきた。高校生の頃だったら「親は静かにさせろよ!」をカリカリしていたであろう状況でも、今では「子供ってそういうものだし」と受け入れられるようになって来た。
あまつさえ小さい子供を見てかわいいと思うこともあり(高校生時代だと恐らく持たなかったであろう感情)、自分も徐々に年を取っているのかなと実感している(サウナとかいうおっさんの趣味にハマりだしたし…)。