iPadは人生を変える(悪い方向へ)
2016年8月、それが僕のiPadデビューだった。
それまでノートPCとスマホは持っていたが、タブレットは持ったことがなかった。最初は「タブレットなんてわざわざ買わなくても、PCとスマホで十分じゃないか?」と思っていたが、中古のiPadAir2が安かったのでつい買ってしまった。
それから2年以上経ち、すっかり僕の生活にiPadは入り込み、生活になくてはならないものになった。
iPadはとにかく便利で、手軽で、素晴らしいデバイスだ。PCよりも手軽に、スマホよりも快適にネットをすることが出来る。家だけではなく外出先にも気軽に持って行けるし、時間と場所を選ばずに操作することが出来る。
もう人生が変わったと言ってもいい。しかしそれは必ずしも良い意味だけとは限らない。
僕はPCとスマホだけを持っている時からネット依存気味だった。暇さえあればネットしているようなクソ雑魚ナメクジだった。
そんな状態の僕がiPadを手にしたらどうだろう? もう完全なるネットジャンキーと堕ちてしまったのだ!
正直iPadでやることはたいしたことじゃない。ニュースサイト見て、はてブ見て、ブログ見て、Twitter見て、動画見て、漫画読んで、どうでも良いこと調べて、ゲームして……と何の生産性もないのにダラダラとネットサーフィンをしているだけだ。
でもこれが不思議と止められないのだ! まるでアルコール依存症の人が日がな一日ダラダラと美味くもない安酒を飲み続けるかのごとくネットをし続ける生き物、それがiPad購入後の僕だ。
流石に一日中ネットばっかりやってた日があると、やべぇなと感じなくもない。
しかし、僕はもう戻れない。
この欲望にまみれたネットの中を駆け抜けていくのだ。
破滅するその時まで。
ヒナまつり 6巻から