2018年12月末、実家に帰ってくつろいでいたら、カーチャンが僕の耳を引っ張ってのぞき込み、「あらあんた、耳クソ溜まってるじゃない! 取ってあげる!」と強引に耳かきをされて以来、僕の左耳は聞こえなくなった。
たぶんカーチャンの自己流耳かきにより耳垢が奥に入り、耳を塞いでしまったのだろう。
「まぁ右耳が聞こえるからいいか、年が明けたら耳鼻科へ行こう」と楽観視していたのだが、片耳が聞こえないという状況は結構不便だった。不便というか気持ち悪いと言った方が近い。
常に左耳にだけ絶対に取れない耳栓を付けているような気分だった。なんだか落ち着かない、モヤモヤした気分を感じつつ、新年を迎えた。
僕が実家から東京の家に帰ってきたのは1月5日(土)の夜。そしてようやく耳鼻科に行ったのが、今日(1月6日(日))の朝だ。
日曜でもやっている病院を探して、南新宿の耳鼻科に行った。年明けということもあって患者さんが多く、朝9時過ぎに受付を済ませて1時間ほど待って治療を受けた。
まぁ治療と言っても溜まった耳垢を掃除機みたいなので吸うだけだったので数分で終わった。
たった数分の治療で聞こえなかった左耳が劇的に聞こえるようになった。
気付いてしまったんだけど、耳が聞こえるって素晴らしいことじゃない!?
耳聞こえるって超便利じゃん…。「片耳くらい聞こえなくても平気でしょ」とかバカじゃん…。
病気になって初めて健康であることのありがたさが分かるって言うけど、ただ音が聞こえるってだけでこんなに素晴らしいと思ったことは今までなかった。
それにしてもやはり医者はプロである。素人がやると耳が詰まってしまうような耳掃除を、いとも簡単に済ませてしまうなんて。それにわざわざ年明けの日曜日に病院を開いているなんて。ただ耳が聞こえるというだけで感謝の気持ちが止まらない。
治療が終わり、医者から「耳掃除は基本的にしなくていい。するにしても耳の入り口を綿棒で掃除する程度で十分。耳の奥まで掃除しないこと(耳垢を奥に押し込んでしまうため)」という耳掃除についての説明を受けて、終了。
日曜日の朝から早起きして新宿へ行ったので、このまま帰ってしまうのはもったいない。と言うことでこれから新年一発目のサウナへ行くことにします……。