カイラギの日記

主に日常を綴る雑記ブログ

【ナインアワーズ水道橋】久しぶりにカプセルホテルに泊まった

 昨日、今年に入って初めてカプセルホテルに泊まった。水道橋の「ナインアワーズ水道橋」だ。

 

水道橋 | 9h ninehours|ナインアワーズ|公式サイト

 

 昨今の新型コロナの影響で客足が少ないのか、かなり安くなっていて、一泊1440円だった。僕は以前からナインアワーズが好きで、都内の他店にも何度か泊まったことがあるんだけど(コロナ以前)、安くても2000円代前半、高ければ5000〜6000円代するホテルだった。それが1440円! これは泊まるしかない。

 

 僕は以前から安いカプセルホテルに意味もなく泊まることが、家と会社の往復の日常から少し距離が取れる感じがして好きだった。でも2020年12月に今の会社に就職したことをきっかけにカプセルホテルから遠ざかっていた(就職した会社がホテルなので、会社に泊まれるため、外泊したい欲が多少満たされていた)。

 

 ただ就職して5ヶ月も経つと今の状況に慣れてきて、会社に泊まることが日常になってきた。すると「この決まりきった日常から脱出したい!」という気持ちが湧いてきて、久しぶりにカプセルホテルに泊まることにしたのだ。

 

 ナインアワーズというカプセルホテルは、本当に必要最低限の設備しかないのが魅力だ。公式サイトを見てもらえれば分かるんだけど、従来のカプセルホテルのイメージと比べてかなりミニマルでオシャレなのだ。そのため「オシャレ最優先のため利便性は切り捨てる」作りになっていて、実際使ってみると不便な点が多い。カプセルベッドの中の棚が小さすぎて物が置けないとか、ロッカールームが土足なので荷物を広げにくいとか、作業スペースの椅子が固くて机が低いとか、化粧水やくしが無いとか、トイレの中にカバンを掛けるフックが無いとか、シャワーのハンドルが完全な円柱型でシャンプーで手がヌメってるとメチャクチャ回しにくいとか…。まぁでも、うわー使いにくいなーと思いつつも、「やっぱこのデザインに振り切っているのがナインアワーズなんだよな」と思えば愛おしく感じてくる。

 

 またナインアワーズには「カプセルベッド、ロッカー、シャワー、洗面台、トイレ、作業スペース、フリーWi-Fi」しか無いのも特徴だ。他のカプセルホテルなら、大浴場・サウナがあったり、レストランや漫画コーナーがあったり、リクライニングシートの休憩スペース、マッサージ、自動販売機、テレビにVOD、朝食サービスなどあるものなんだけど、ナインアワーズには一切ない。一切だ。一見デメリットのように思えるけど、悪いことばかりではない。なぜなら館内に色々設備があると「せっかく泊まっているのだから、満喫しなきゃ!」と思ってしまい、何度も風呂に入ったり、漫画を読破したり、レストランでビール飲んだり、テレビで映画見たり、朝食のために早く起きたり、ついしてしまう。その結果寝不足になってしまうのだ。でもナインアワーズにはそもそも全て無いので、睡眠に集中できる。普段夜ふかしする僕も昨日は9時間眠れた(ちなみにナインアワーズの名前の由来は、「睡眠・シャワー、身支度で9時間お過ごしください」から)。

 

 現在の新型コロナ禍において、遠出の自粛をしている人が多いかもしれない。でもずっと家にいて退屈するときもあるだろう。そんな時は近場のホテルに意味もなく泊まってみるといい気分転換になって良いと思う。一応自分もホテル業従事者なので、ぜひ皆様ホテルにお金を落として下さい(笑)