先日以下の記事を読んだ。
リンク先には以下の漫画のページが貼られている。
一見すると「料理大会に出場した気の弱そうな主人公が、悪いライバルの卑怯な手によって破れ、それを見守る友人たちがライバルを非難するシーン」のように見える。
実はこの悪人面の男が主人公(ジャン)なのだ。
この記事を読んでから、この漫画が気になってしまい、とりあえずKindle版を2巻まで買って読んでみた。
めちゃくちゃ面白かったです。
とにかく主人公のジャンが悪い! 1巻の途中から料理大会編になって、全国各地の料理人たちが集まって料理の腕を競い合うのだが、その勝ち上がり方がとにかくひどい。
↓予選ではマジックマッシュルームのスープで審査員を幻惑し、10点満点のところ5万点を獲得し、余裕の本戦出場!
この顔である。
この後ジャンはあの手この手で勝ち進み、料理大会の決勝戦まで進むのだが、決勝戦第一試合でひどい負けを喫する。
↓決勝戦第一試合で惨敗し、観客・ヒロイン・審査員の全方位からボロクソに言われるジャン
ジャンはどんな手を使ってでも勝つ料理、食べた相手が悔しがるほど美味い料理を追求していたのだが、さすがに決勝まで進めば通用しなくなる。
ジャンは勝ちに非常に拘っているくせにたまに負ける。そして負けるたびにヤバイくらいに落ち込む。自分のすべてが否定されたかのようにどん底まで落ち込みまくるのだ。
でもすぐ立ち直る。
↓決勝戦第一試合の後、少し休憩を挟んで行われた決勝戦第二試合の時のジャン
どんなメンタルしてんだジャン…
さっきまで控室であんなに落ち込んでたのに…
その気持ちの切り替え方を教えてくれよ…
とまぁ、とにかくこの「鉄鍋のジャン!」は主人公が悪すぎる。ダークヒーローというかただの悪人である。
1995年に連載開始した漫画なのだが、僕が今まで読んだことのある料理漫画、また少年バトル漫画のセオリーから大きく逸脱しており、読んでいて新鮮だった。
まだ2巻までしか読んでいないが、続刊も読んでいきたいと思う。
鉄鍋のジャン 01 (エムエフコミックス フラッパーシリーズ)
- 作者: 西条真二,おやまけいこ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / メディアファクトリー
- 発売日: 2012/09/01
- メディア: Kindle版
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