【上野 オリエンタルⅡ】カプセル&サウナはおっさんにとって地上最後の楽園かもしれない
先週の金曜日(2019年3月22日)は会社帰りにそのまま上野駅近くのカプセルホテル「オリエンタルⅡ」へ向かった。
以前記事にも書いたんだけど、僕は最近カプセルホテルに泊まるのにハマっている。会社を退社した後に、電車で近場のカプセルホテルに行き、一泊して翌日帰宅するのだ。
ただ近場のカプセルホテルに泊まるだけなので移動時間は対してかからないし、宿泊料も安い。食費、交通費、宿泊費を合わせても5000円くらいで収まる。それでちょっとした旅行気分を味わえるのだから、いい気分転換になると思う。
僕が今回泊まった「オリエンタルⅡ」は、どこにでもあるような昭和感漂うカプセル&サウナで、薄暗い部屋に大量に並んだカプセル、大浴場とサウナ、TV付きリクライニングチェアが並ぶ休憩スペース、漫画本コーナーなどが揃って一泊3100円だった。恐らくメインターゲットとしては宿泊費を安く抑えたい旅行客や、飲み会や残業で終電を逃したサラリーマンだと思われる。
ちなみに僕はサウナが大好きで、今回このホテルを選んだ最大の理由が「サウナが付いている」という点である。サウナに入ると気持ちよくなって眠くなる。さらに食事をしたりビールを飲んだらもう家に帰ろうという気がなくなる。そんな時にカプセル&サウナというのは、寝たい時にすぐベッドで寝れるので最高の場所となるのだ。
僕はチェックインする前に近くの店で夕食を済ませて、コンビニでお茶やお菓子を買ってからホテルに向かった。
そしてチェックインを済ませ、荷物をロッカーに入れて、館内着に着替えて準備完了だ。
なおこのホテル(とサウナ)のレビューについては、サウナ情報サイト「サウナイキタイ」に投稿してみた。このブログに書いても良かったんだけど、僕は今まで「サウナイキタイ」にレビューを投稿したことがなかったので、試しに書いてみたくなった。
↓僕の書いたレビューです。よろしければご覧ください
このホテルは男性専用ということもあり、店内は、だらけきったおじさん達の楽園と化していた。恐らく普段はスーツを着て小奇麗なオフィスで働いていたり、作業着を着て現場で緊張感を持って働いていたり、管理職として部下を取りまとめていたり、しっかりと働いているのだろう。
しかし一度ここに入ってしまえば、皆裸になって風呂に入って、皆一様にダサい館内着を着て、皆同じ安っぽいカプセルの中で寝るのだ。そこに貴賤や上下関係は存在しない。皆横並び、皆同じで皆いいのだ。
現在日本が格差社会だのストレス社会だの言われてしばらく経つけど、少なくともカプセル&サウナの中ではそれを感じない。もしかするとカプセル&サウナはおっさんにとって地上最後の楽園かもしれない。
僕は翌日11時にチェックアウトして、上野駅周辺でご飯を食べたり、上野公園を散歩したり、喫茶店でダラダラしたりして、家に帰った。ただの土曜日なのになんだか旅行に行った気分だ。ただ家でゴロゴロするだけの休日だと時間がアッという間に過ぎるのに、今日は不思議と時間が経つのがゆっくりに感じられて、充実した一日を過ごせたような気がした。