東京のんびりスポット研究所

都内在住20代男性会社員の日常

街の中に就活生が増える季節になった

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 大学新卒者向けの就職活動は3月にスタートした。今の時期は各社個別の面接が活発におこなわれている時期か。そのせいか街中に就活生の姿をよく見るようになった。3月頃は女子学生ならベージュのトレンチコートを着ていたが、最近は暖かくなったのでコートを着ている人はいなくなった。

 

 でも就活生は見た目で分かりやすい。あの独特のパリッとした感じですぐ見分けがつく。逆に言うとサラリーマンはクタっとしている。なんとも言えないくたびれた感じを醸し出しているのが社会人である。

 

 俺もきっと就活をしていた頃は客観的に見て明らかに「就活生です!」という感じだったんだろう(自分ではこなれた若手サラリーマン風を装っていたのだが)。それが今では立派な社会の歯車である。

 

 今日スーツを着た状態で街中を歩いていたんだけど、気がついたら前後を就活生と思わしきフレッシュな人たちに挟まれていた。面接テクニックについて話していたり、最近の不動産業界の動向について情報交換したりしていた。

 

 そんな集団に囲まれて少し気まずさを感じたのだが、この状況って第三者目線で見ると、もしかして俺も就活生に見えるんじゃないかと思い始めた。

 

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「もしかして僕は就活生だった?」

 

 それからはもうフレッシュな就活生気分である。脳内友達と「こないだの面接官がさぁ~」とか「ドゥワンゴの株がさぁ~」みたいな就活トークを繰り広げながら、束の間の就活気分を楽しんでいた。

 

 気がついたら周囲を取り囲んでいた就活生を離れ離れになっており、一人街を歩いていた。就活生気分は一瞬で覚めた。一体自分は何をやっていたのだろう? もしかしてさっきの俺は相当にキモイことをやっていたんじゃないか? そんなきがフツフツを湧いてきた。

 

 これが就活ハイというやつだろうか。今まで何者でもなかった自分が綺麗なスーツを身にまとい、新品の鞄や靴で装飾し、選ばれる側として企業を回り歩く、あの就活という独特な世界を生きる大学生たちが出すオーラに酔わされ、ありもしない就活生像を自らの中に作り出してしまったのだろうか。恐ろしいぞ就活、なんて恐ろしいんだ! 就活は人を狂わせる!

 

 きっと皆さんも就活をきっかけに変わってしまった人を知っているはずだ。それまでおとなしい人だったのに、内定が出たことをきっかけに「私は選ばれた人なんだ!」みたいに振舞いだす人。就活塾などの怪しい世界に足を踏み入れてそのまま帰らぬ人となった者。その就活の魔力はとうとう就活をしていない者(俺)まで及ぶようになってしまった。

 

 今一度考えたい。この日本にはびこる就活という文化の恐ろしさを…!

 

 …この文書を読んで「こいつは何を言っているんだ?」と思った人がいるかもしれない。それが就活の魔力なのである!